自然観測所

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火山

磐梯山のライブカメラ 2台

表と裏でまったく違う顔を持つ山。気象庁が山を、環境省が裏磐梯の沼越しに山を映します。北側の切り立った崩壊跡は、1888年の噴火が作ったものです。

何が見えるか

磐梯山は、南から見ると整った円錐形ですが、北側は山体がごっそり崩れ落ちた跡がむき出しになっています。1888年(明治21年)の噴火で山の北半分が崩れ、流れ下った土砂が川をせき止めてできたのが、裏磐梯に点在する湖沼群です。

気象庁カメラは火山としての監視、裏磐梯レンゲ沼と磐梯山は環境省の風景カメラで、噴火が作った沼の水面越しに、噴火が作った崩壊壁を見る構図になっています。1枚の絵の中に、原因と結果が両方入っている珍しいカメラです。

1888年の崩れ方は、火山を調べる人たちのあいだで一つの型の名前になりました。水蒸気爆発をきっかけに山体が一気に崩れ、岩と土が高速で流れ下る現象を「磐梯型」と呼びます。溶岩が流れ出す噴火とは違い、山そのものが崩れて形が変わるのが特徴です。カメラが映している北側の切り立った壁は、その崩れた断面がそのまま残ったものです。山が一度で今の形になった、その境目を見ていることになります。

いま見られるカメラ 2台

2台すべて静止画。押すとカメラ一覧のそのカメラが開きます。

いつ見るか

10月下旬から11月上旬の紅葉がいちばんの見どころです。裏磐梯は湖沼のまわりを広葉樹が囲んでいるので、水面に色が映ります。風のない朝なら、沼が鏡のようになります。

冬は雪深い土地で、沼は結氷し、画面がほぼ白と黒だけになります。春は5月ごろに山にまだ雪が残ったまま麓が芽吹くので、上下で季節が分かれた絵になります。

朝夕は逆光になりにくい向きなので、午前中のほうが山肌の陰影がよく出ます。

見えないときは

この2台は、原因と結果を並べて見ていることになります。1888年7月15日の水蒸気爆発で小磐梯が崩れ、岩なだれが川をせき止めて、裏磐梯に300余りの湖沼ができました。レンゲ沼はそのうちのひとつです。気象庁が見張っている山が、環境省が映している沼を作ったわけです。

2台とも静止画で、夜は何も写りません。レンゲ沼のほうは1時間ごとの更新です。沼を一周する探勝路は平坦で、夏はジュンサイやヒツジグサの花、カイツブリなどの水鳥が見られますが、そこまでは画面では分かりません。水面と、その向こうの山が見えるだけです。

同じ福島には、吾妻山と安達太良山のカメラもあり、そちらは東北の火山に並べてあります。10月の色づきを待つなら、この2台は紅葉にも入れてあります。

この磐梯山がある地域

このページのカメラを公開している機関

映像の権利は各機関にあります。このサイトは非公式の案内で、 見本画像は各機関の利用規約にもとづいて1台につき1枚だけ複製させてもらったものです。

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