自然観測所

← カメラ一覧へ

方針

カメラの画像をどう扱っているか

このサイトは、カメラの画像を一切表示していません。カードを押すと、 公開元のページへ移ってもらう作りになっています。不便に思われるかもしれませんが、 意図してそうしています。その理由と、どうやって453台を選んだのかを書いておきます。

動画は290台、残りの163台は静止画です

先に、いちばん誤解されやすいところを書いておきます。 「ライブカメラ」と呼ばれていても、その多くは動画ではありません。 このサイトに載せている453台のうち、動画で流れているのは290台で、 残りの163台は、決まった間隔で1枚ずつ入れ替わる静止画です。

更新の速さは機関によってかなり違います。実際に測ると、 気象庁の火山カメラが約2分おき、 GeoNet が10分おき、 環境省のインターネット自然研究所は1時間おきでした。 同じ「ライブカメラ」という言葉で呼ばれていても、 2分おきの画像と1時間おきの画像では、見え方はまるで違います。

なぜ静止画が多いのかというと、これらのカメラが観光ではなく防災と観測のために置かれているからです。 火山の噴煙や川の水位を確かめるには、数分おきの1枚で足ります。 そのために24時間の動画を流し続けると、回線の費用が跳ね上がります。 税金で維持するものとしては、静止画のほうが理にかなっています。

動画の中身は、日本の川と京都の社寺、韓国の山、そして街かどです

動画290台の内訳は、国土交通省が YouTube で流している河川の映像が98台、 京都の社寺と参道に向けた混雑カメラが14台と13台、 韓国の国立公園公団が国立公園に置いているカメラが14台、 現地の事業者が自分の名前で出しているものが28台。 残るのは、アメリカ政府機関の5台、国立天文台 石垣島天文台の1台、 そして石川県の兼六園・金沢城公園の4台です。

京都の27台は性格がはっきり違います。防災でも観測でもなく、 混んでいる時間を避けて歩いてもらうために置かれたカメラです。 国土交通省 京都国道事務所の「京都観光混雑状況Live」が14台、 公益社団法人 京都市観光協会が13台。どちらも、 個人が特定されないよう解像度を落として配信していると自ら書いています。 清水坂や嵐山の竹林は、朝のうちなら地面が見えていて、 昼へ向かうにつれて人で埋まっていきます。 京都の34台をまとめて見ることができます。

韓国の14台は、雪岳山の蔚山岩、徳裕山の雪川峰、太白山の天祭壇といった山の稜線と、 泰安海岸や多島海海上の砂浜を映しています。 韓国は日本と時差がなく夏時間もないので、日本の昼にそのまま昼が映っている数少ない海外カメラです。 他の海外カメラが軒並み夜になる日本の日中に開けるという意味で、時間帯の穴を埋めてくれます。 韓国の14台をまとめて見ることができます。

アメリカの5台は、地質調査所が噴火中のキラウエア火山の火口に向けているカメラ、 NASA の国際宇宙ステーション、 魚類野生生物局が研修施設の木に取り付けたハクトウワシの巣のカメラ、 海洋大気庁の無人潜水機が深海を照らしながら進む映像、 そしてイエローストーンのオールド・フェイスフル間欠泉です。 このうち深海の1台だけは、調査航海に出ている期間しか配信されません。 ハクトウワシのほうも、ヒナがいるのは冬から初夏までで、 それ以外の季節は空の巣が映っているだけになります。

国土交通省のぶんは、九州地方整備局と近畿地方整備局が川ごとに開いているチャンネルで、 遠賀川、筑後川、大淀川、淀川、木津川といった川の名前がそのまま配信名になっています。 中身は少し変わっていて、1本の配信が川沿いの複数のカメラを順に映していく形式です。 上流の橋がしばらく映ったあと、下流の水位観測所に切り替わる、という具合に巡回します。 見たい場所が決まっているときは、順番が回ってくるまで待つことになります。

どれも各整備局が試験配信と断って出しているもので、 予告なく止まったり、映すカメラの組み合わせが変わったりすることがあります。 リンクは動画そのものではなくチャンネルの現在の配信へ向けてあるので、 配信が入れ替わってもたどり着けるようにしてあります。

街の風景を24時間流し続けている配信は、たいてい民間のものです。 そちらは見る分にはただですが、規約を読むと個人・非商業の視聴に限られていたり、 営利を目的とするサイトからのリンクを断っていたりします。 そこで街のカメラについては、配信元がリンクを断っていないことを1件ずつ確かめたうえで、 映像も画像も複製せず、配信のページへ案内するだけにとどめました。 リンクを断っている放送局のカメラは、映像がどれだけ良くても載せていません。

そこで一覧では、カードごとに 「静止画 2分ごと」 「動画 巡回」 のように形式を書いています。 開く前に、何が見られるのかがわかるようにするためです。 一覧の「形式」から 動画の290台だけ、 静止画の163台だけ に絞ることもできます。

「見られる」ことと「使っていい」ことは別

インターネットに公開されている観測カメラは、誰でも見られます。 ただし、見られることと、自分のサイトに取り込んでよいことは別の話です。 画像には撮影者・公開者の権利があり、たいていの公開元は利用のルールを文章で決めています。

そのルールは配信元ごとにばらばらです。「自由に使ってよい」ところもあれば、 「個人が見るだけならよいが、商業目的はだめ」というところもあります。 同じ機関の中ですら、カメラによって条件が違うことがあります。

このサイトには広告を置く予定があります。つまり商業的な性格を持つサイトです。 そうである以上、「個人の非商業利用のみ」とされているカメラを載せるわけにはいきません。 そこで最初に、商用サイトから紹介しても条件を満たせるものだけに絞りました。

載せている40の出典と、その条件

気象庁 監視カメラ画像(49台)

常時観測火山の監視カメラです。こちらも PDL1.0、つまり 出典を示せば商用・非商用を問わず使える条件で公開されています。 ただし気象庁の場合は、規約とは別に気象業務法という法律があり、 予報や警報にあたる情報を業として出すには許可が要ります。 このサイトがしているのは公開ページへの案内だけなので、そこには触れていません。

環境省 インターネット自然研究所(34台)/国土交通省 河川監視カメラ(2台)

この2つは公共データ利用規約(第1.0版)、通称 PDL1.0 に基づいて公開されています。 これは日本の行政機関がデータを公開するときに使う共通のルールで、 出典を明示すれば、商用・非商用を問わず利用できるという内容です。 国際的に広く使われている表示ライセンスと互換性を持たせる形で作られています。

国土交通省 荒川下流河川事務所(10台)

荒川の下流を、埼玉の笹目橋から東京湾の河口まで10台で追えるカメラです。 これも PDL1.0 で、出典として「関東地方整備局ウェブサイト」と 該当ページのURLを示せば商用でも使えます。 荒川のページにまとめてあります。

この出典には、いちど外して、あとから戻した1台があります。 岩淵水門のカメラは、画像を取りにいくと正常に応答が返り、 ファイルの大きさも更新時刻も生きているカメラと変わりませんでした。 ところが中身を開くと、映像ではなく 「工事により配信を一時停止しております」という案内の1枚でした。 機械的な確認だけでは通ってしまうもので、 結局のところ画像は目で見るしかないという例です。 そのあと2026年8月に開き直したところ、今度は水門そのものが映っていたので、 10台目として加えました。

アメリカ国立公園局(27台)/地質調査所(2台)/魚類野生生物局(1台)/海洋大気庁 海洋探査局(1台)

アメリカでは、連邦政府の職員が職務として作成した著作物は、 原則として著作権による保護を受けないとされています。 そのため政府機関が公開している画像や資料は、基本的に自由に使えます。

ただし例外があります。政府機関のサイトであっても、 外部から提供された素材が混ざっていることがあり、それには元の権利者の条件がかかります。 各ページの表記を確認する必要がある、ということです。

機関ごとの細かい条件も違います。魚類野生生物局は局のロゴだけは事前の書面承認が要るとし、 海洋大気庁はNOAAが商品やサービスを推薦していると受け取れる使い方は認めないとしています。 このサイトはどちらのロゴも使わず、リンクと出典表示だけにとどめています。

国土交通省 河川ライブ配信(98台)

九州地方整備局・近畿地方整備局が YouTube で流している河川の映像です。 こちらは PDL1.0 ではなく政府標準利用規約(第2.0版)で、 出典と該当ページのURLを明記すれば商用利用も認められます。 九州地方整備局は配信の説明文で、複製・公衆送信・翻訳を自由に行ってよいと明記しています。

アメリカ航空宇宙局(1台)

国際宇宙ステーションの船外カメラの配信です。 アメリカ連邦政府の著作物なので、出典を示せば商用利用もできます。 ただし NASA のロゴと、職員や協力者の肖像の扱いだけは別に定めがあります。

韓国 国立公園公団(14台)

韓国の23の国立公園を管理する公共機関で、山の稜線や海辺に置いたカメラの映像を 会員登録なしで公開しています。日本と時差がないぶん、開いた時間にそのまま向こうの空が映ります。

韓国では著作権法第24条の2(公共著作物の自由利用)という条文があり、 公的機関が著作財産権のすべてを持つ著作物は、許諾なく無料で自由に使えるとされています。 同公団の著作権政策もこの条文を挙げたうえで、自由に使えるものには 公共ヌリ(KOGL)第1類型——出典を示せば商用利用も改変もできる——の表示を付す方針だと書いています。

ただしライブ映像のページには、その表示が出ていません。 表示のないものについては事前の相談を求めているので、映像そのものを転載できるとは考えていません。 このサイトがしているのは公開ページへの案内だけなので、そこには触れないという判断です。 同公団の著作権政策は他サイトからの直接リンクを認めたうえで、 その際は著作権政策のページもあわせてリンクしてほしいと書いており、 トップページ下部の出典欄からのリンクがそれにあたります。

国立天文台 石垣島天文台(1台)

沖縄県石垣市の前勢岳に建つ天文台から、夜空をそのまま流している配信です。 国立天文台の著作物利用の規程は、自由利用の範囲のひとつとして 「ウェブサイト、ソーシャルネットワーク、アプリにおける情報発信 (ページ内の広告の有無は問いません)」を挙げています。 広告の有無を問わないと文章で言い切っている出典は、ここまで探したなかでは珍しいものでした。 クレジットを表示すれば事前の許諾は要りません。

許諾が要るのは、著作物が主となる商品に使う場合、著作物そのものを売る場合、 人物の顔が写っている場合などです。このサイトは映像を転載せず、公開ページへ案内するだけなので、 そのどれにも当たりません。石垣島天文台は国立天文台のほか石垣市や琉球大学など 6者で運営されていますが、天文台自身のページが画像・映像の扱いをこの規程に案内しています。

なお、この配信は天文台自身が試験運用中と断っており、予告なく終わることがあります。

GeoNet ニュージーランド(11台)

地震・火山の観測を担う機関で、公開データには クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 ニュージーランドという条件がついています。 出典を示せば商用利用も認められる形式です。

自然公園財団(2台)/五千尺ホテル上高地(1台)

上高地と阿蘇からの動画配信です。ほかの出典と違って、この2つは 転載を認めていません。 自然公園財団は環境省や自治体から国立公園の施設・園地・歩道の管理を受託している財団で、 同財団の著作権のページは、サイトへのリンクを原則自由としたうえで、 リンクである旨を明記するよう求め、写真などの無断転用は禁じています。 五千尺ホテル上高地も原則リンクフリーとしたうえで、 リンクの際は同ホテルへのリンクである旨を明示するよう求めています。

そこでこれらについては、映像も画像も一切複製していません。 見本画像も置いていないので、カードには空の絵が出ます。 ページの中で再生できるのは、配信元が YouTube 側で埋め込みを許可しているからで、 動いているのは配信元のプレーヤーそのものです。 許可されていることは1台ずつ確かめてあります。

石川県 土木部公園緑地課(4台)

兼六園と金沢城公園の4台です。石川県のサイトポリシーは、 県ホームページのトップページへのリンクを原則自由としたうえで、 リンクしたら連絡してほしいと書いています。 一方で、写真やイラストの無断複製・転用は認めていません。 そこでこの4台も、映像も画像も複製せず、見本画像も置いていません。

この4台はページの中では再生できません。 4台とも同じ YouTube チャンネルから同時に流れているため、 チャンネルを指定する埋め込みでは、どの1台を出すのかが決まらないからです。 配信ごとの番号を指定すれば映りますが、その配信が終わったあとは 録画がライブの顔で出てしまうので、その形は使っていません。 ボタンを押すと、配信のページがそのまま開きます。

国土交通省 京都国道事務所(14台)

京都の社寺と参道を映す「京都観光混雑状況Live」の14台です。 近畿地方整備局のサイトは原則リンクフリーで、公開している情報は 公共データ利用規約(PDL1.0)に沿って出典を書けば使えます。 ただしこの配信については、運営が京都国道事務所であることを事務所自身のサイトでは告知しておらず、 同じ取り組みで配信している京都市観光協会が、自らの配信の説明文にそう記しているだけです。 出所の確かめ方としては弱いので、見本画像は置かず、リンクだけにしています。

この14台もページの中では再生できません。 14台が同じチャンネルから同時に流れているため、 チャンネルを指定する埋め込みでは、どの1台を出すのかが決まらないからです。

公益社団法人 京都市観光協会(13台)

京都市の公式観光サイト「京都観光Navi」を運営する公益社団法人が、 市内13か所のライブカメラを自ら配信しています。 同サイトは内容・写真・イラスト・地図の転載を断っているため、 ここでも映像も画像も複製せず、見本画像も置いていません。 13台が同時に流れているので、こちらも埋め込みは使わず、 ボタンを押すと配信のページがそのまま開きます。

放送局の情報カメラ(FNNプライムオンライン 2台/FBC福井放送 6台/KNB北日本放送 2台/INC長野ケーブルテレビ 2台)

報道で使う情報カメラを、そのまま YouTube に流している放送局があります。 渋谷とレインボーブリッジがFNN、福井県内6か所がFBC福井放送、 富山の情報カメラがKNB北日本放送、善光寺と長野駅がINC長野ケーブルテレビです。 公的機関ではありませんが、放送局自身が自分の名前で公開しているものだけを選びました。

条件は放送局ごとに違います。KNB北日本放送は「著作権とリンク」のページで、 営利・非営利を問わずリンクを自由としたうえで、出どころが分からなくなるリンクと、 リンクを営業手段にすることを断っています。このサイトは各カードに出典と配信元の名前を書き、 配信のページへそのまま送っているので、その条件の中に収まります。 FNNのサイトポリシーは複製・放送・インターネット配信を禁じていますが、リンクの制限は書いていません。 いずれも映像の二次利用は認められていないため、映像も画像も複製せず、見本画像も置いていません。

INC長野ケーブルテレビは、機器の都合で配信が止まることがあり、 再開したときは配信先のURLが変わると自ら断っています。 ボタンの先が開かないときは、チャンネルの一覧から探してください。

寺が自分で出している配信(浅草寺 2台/金峯山寺 1台)

浅草寺は本堂向きと雷門向きの2台、金峯山寺は蔵王堂の1台を、 それぞれ寺の名前の公式チャンネルから流しています。 浅草寺のサイトは写真の利用を貸し出しの手続きとして案内していて、 映像の二次利用を認める案内はどちらにも出ていません。 そのため映像も画像も複製せず、見本画像も置いていません。

街の事業者(クロス新宿ビジョン 1台/森信三郎商舗 3台/豊島屋 1台)

自分の建物から、その前の通りを流している事業者です。 クロス新宿ビジョンは新宿駅東口の大型ビジョンを運営する会社、 森信三郎商舗は東本願寺の門前にある仏具店、豊島屋は鎌倉の菓子店です。

森信三郎商舗は説明文で、映像の権利はすべて同社にあり、非営利に限って利用できると書いています。 このサイトは広告を載せている以上その条件に当てはまらないので、案内するだけにとどめました。 豊島屋の映像は同社のページに埋め込まれた形でだけ公開されていて、 動画そのもののページは開けないため、ライブカメラのページへ案内しています。

この3社のうちクロス新宿ビジョンだけは、このページの中でそのまま再生できます。 配信元が YouTube 側で埋め込みを許可していることを確かめたうえで、 配信元のプレーヤーをそのまま置いているからです。映像を複製しているわけではありません。

地域の団体(福井県タクシー協会 5台/島根県観光連盟 1台)

福井県タクシー協会は、駅前の乗り場の様子を5台流しています。 もともとは待っている車があるかを見てもらうためのもので、 そのぶん駅前の広場がまるごと入る画角になっています。 乗り場の路面しか映らないカメラも1台ありましたが、見て楽しめるものではないので載せていません。

島根県観光連盟は「しまね観光ナビ」で、出雲大社の参道のカメラを静止画で公開しています。 南向きの宇迦橋の大鳥居と、北向きの勢溜の大鳥居(引きとアップ)の3つの向きを、 およそ10秒ごとに切り替えています。同サイトは転用・無断使用を断っているため、 画像は複製せず、見本画像も置いていません。

これらの出典と条件は、トップページの下部にもまとめて記載しています。 条件を満たすために必要な出典表示は、そこで行っています。

載せなかったカメラの話

ここからが、実際に手を動かして分かったことです。 同じ環境省のカメラでも、すべてが同じ条件ではありませんでした。

利用規約のページには、第三者の権利が及ぶために例外として扱われるコンテンツが個別に挙げられています。 該当するカメラがいくつかあり、その中には摩周湖や旭岳、浄土ヶ浜といった、 景色としては非常に魅力的なものが含まれていました。

絵として良いものほど載せたくなるのですが、条件が違う以上は外すしかありません。 この3つは、意図的に載せていません。

街のカメラを足すときにも、同じことが起きました。 毎日放送のサイトポリシーは、営利を目的とするサイトからのリンクを断っています。 広島ホームテレビの「リンクについて」も、営利を目的としないサイトからのリンクを原則自由とし、 トップページへ張るよう求めています。このサイトは広告を載せているので、 どちらの条件にも当てはまりません。 道頓堀のグリコ看板前、伊丹空港、平和記念公園、宮島、本通交差点の5台は、 映像としては申し分ないのですが、載せていません。

同じ理由で、もうひとつ大きな判断をしています。 このサイトの元になった別のページには、ヨーロッパを中心とした世界の街や海のカメラが並んでいました。 そちらの配信元の規約は、個人が非商業目的で視聴することだけを認めるものでした。 そこでサイトそのものを2つに分け、広告を置くのは商用サイトから案内しても条件を満たせるカメラだけを集めたこちらに限り、 もう一方は広告なしで運営することにしました。 同じドメインに同居させると、線引きが外から見えなくなるからです。

止まっているカメラも外している

権利とは別に、もうひとつの基準があります。実際に映るかどうかです。

公開されているカメラの一覧には、実は動いていないものがかなり含まれています。 「過去画像」としてしか見られないもの、機器の更新で長期間止まっているもの、 ページは生きているのに画像が数年前で止まっているもの。

掲載の候補にした中では、環境省のカメラの3分の1以上が、この理由で対象外になりました。 アメリカの国立公園でも、画像の更新が数か月前で止まっていたものが複数あり、 中には「このカメラは無期限に停止しています」と明記されているものもありました。 これらはすべて外してあります。

もうひとつ、数を絞るための基準があります。同じ対象を映したカメラは1台にすることです。 気象庁の監視カメラは公開されているだけで95台ありますが、 ひとつの火山に3台も4台も向いていることが珍しくありません。 角度の違いを説明せずに並べても見分けがつかないので、 1山につき代表的な1台だけを選び、49台にしました。 掲載時点で画像が出ていなかった2台も、あわせて外しています。

それでも、天候や整備でカメラが一時的に止まることはあります。 リンク切れや長期の停止に気づかれたら、 お問い合わせから知らせていただけると助かります。

画像をどう扱っているか

生の映像は埋め込んでいません。カードに出しているのは、453台のうち239台から 1枚ずつ取らせてもらった見本で、撮影した月をカードの左上に書いてあります。 いまの映像ではありません。今を見たいときは、カードを押して各機関のページへ移ってください。

動画のカメラの見本も、配信そのものの一場面です。 YouTubeで流れている配信は、配信ページに出る絵が5分ごとに入れ替わり、 そのときのカメラの映像がそのまま出ます。そこから1枚だけ取りました。 ただし、配信ページの表紙に空撮写真などが別に用意されている場合は、 カメラの映像ではないので見本にはしていません。その扱いは次に書きます。

「配信の表紙」と書いてあるカードは、カメラの映像ではありません。 国土交通省 近畿地方整備局の河川ライブ配信39台は、配信ページの表紙に川の空撮写真が使われています。 カードにもその写真を出して、左上に「配信の表紙」と書いてあります。 見本ではないので、撮影した月は書いていません。 川のどのあたりを映している配信なのかが開く前に分かるので載せていますが、 いま流れている映像とは別のものです。 この写真は政府標準利用規約(第2.0版)にもとづいて使わせてもらっています。

古い1枚をあえて選んだものもあります。 配信が過去の映像を流していることがあり、キラウエア火山の見本は2025年12月の溶岩噴泉です。 いまの火口より、この山で何が起きるのかがずっとよく分かる1枚なので、そのまま使いました。 カードの月の表示も2025年12月にしてあります。画像の左上には撮影日時が焼き込まれているので、 そちらでも確かめられます。

複製が明示的に認められているものだけです。 気象庁・環境省・国土交通省の画像は公共データ利用規約(PDL1.0)、 国土交通省のライブ配信は政府標準利用規約(第2.0版)、 GeoNet はクリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 ニュージーランドで、 いずれも出典を書けば複製と公衆送信を認めています。 韓国 国立公園公団のように複製の可否がはっきりしない出典からは、1枚も取っていません。

直リンクはしていません。 他所の画像をそのまま読み込むと、その通信の負担は公開元のサーバーにかかります。 こちらのアクセスが増えるほど相手の回線を使う形になるので、 見本は1台につき一度だけ取得して、このサイトから配っています。 各機関のサーバーを繰り返し叩くことはしません。

それでも役目は案内までです。 カメラを設置し、電気を通し、機器を保守しているのは各機関です。 見本はあくまで「開く前に何が映るのかを知る」ためのもので、 このサイトで映像を見せるつもりはありません。

カードの絵について

見本も表紙もないカードが183台あります。転載を認めていない配信元のもの―― 韓国 国立公園公団、自然公園財団、五千尺ホテル上高地――と、まだ撮れていないものです。 そこには空の絵が描かれています。これは実際のカメラ画像ではありません。 カメラのある場所の現地時刻から太陽の高さを計算して、その場で描いているものです。 現地が朝なら朝の色、夜なら夜の色になります。

実際のカメラ画像だと誤解されるといけないので、ここにも書いておきます。 あの絵に情報としての価値はありません。 現地がいま明るいか暗いかの目安として見てください。

間違いがあれば直します

ここに書いた解釈は、各機関の公開している規約を読んで判断したものです。 読み違えている可能性はありますし、規約そのものが改定されることもあります。

掲載されている機関の方から、掲載の停止や修正のご依頼があれば、確認のうえ速やかに対応します。 一般の方からのご指摘も同じ窓口で受け付けています。 連絡先はトップページの下部にあります。

観測カメラは、誰かが設置して維持しているから見られるものです。 そのことを忘れない範囲で紹介する、というのがこのサイトの立ち位置です。