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いま明るいカメラを選ぶ — 時差の読み方

海外の観測カメラで最初につまずくのは、たいてい時差です。楽しみに開いたら真っ暗だった、という経験は 誰にでもあります。このサイトの453台は10のタイムゾーンに散っていて、 日本との差は最大で19時間あります。どこがいま明るいのかを、数えなくても分かるようにまとめました。

キラウエア火山 ハレマウマウ火口の見本画像(2025年12月)
キラウエア火山 ハレマウマウ火口 · 見本 2025年12月

まず結論 ― 日本の夜は、アメリカの朝

ざっくり言えばこうです。

つまり日本の日中は国内と韓国、夜更かしするとそれ以外の海外という住み分けになります。 トップページの右上に日本時間が出ていて、カメラ一覧の右端には 「いま明るい ○ 台」という数字が出ます。迷ったらいま明るい順に並べ替えると、見られるカメラが上に来ます。

地域ごとの時差

日本時間を基準にした差です。マイナスは日本より遅れている、つまり「日本の今日の朝が、 向こうではまだ昨日の午後」という意味になります。

地域台数夏(3月〜11月ごろ)冬
日本254±0±0
韓国14±0±0
ニュージーランド11+3 時間+4 時間
アメリカ西海岸5−16 時間−17 時間
アメリカ山岳部3−15 時間−16 時間
ハワイ3−19 時間−19 時間
アリゾナ1−16 時間−16 時間
アラスカ1−17 時間−18 時間
アメリカ東部2−13 時間−14 時間
協定世界時2−9 時間−9 時間

ニュージーランドの「夏」は日本と逆で、10月から4月ごろが夏時間です。上の表は日本の季節ではなく、 それぞれの土地の夏時間の有無で分けています。 「協定世界時」の2台は国際宇宙ステーションと深海の探査ロボットで、地上の一点に留まらないため 現地時刻がありません。この2台だけは、カードに描かれる空の絵も当てはまりません。

夏時間という厄介なもの

表に2列あるのは、多くの国が夏のあいだ時計を1時間進めるからです。 そのため時差は年に2回、1時間ずつ動きます。日本は夏時間を使っていないので、 日本側から見ると「向こうが勝手にずれる」ように感じられます。

切り替わる時期も国ごとに違います。アメリカは3月の第2日曜から11月の第1日曜まで。 ニュージーランドは9月末から4月上旬までで、しかも南半球なので日本と季節が逆です。 結果として、3月から4月にかけての数週間は、 両方が同時に切り替わって時差が2時間ぶん動くという分かりにくい時期が生まれます。

このサイトでは、各カメラの現地時刻をブラウザが持っているタイムゾーン情報から計算しています。 夏時間の切り替わりも自動的に反映されるので、表を暗記する必要はありません。 カードに出ている現地時刻をそのまま信じてもらって大丈夫です。

夏時間を使わない場所がある

ややこしいことに、アメリカの中にも夏時間を採用していない土地があります。 このサイトに関係するのは2か所です。

時間帯別の早見

日本時間で、そのとき現地が昼になっている地域です。日の出・日の入りは季節で動くので、 あくまで目安として見てください。

日本時間明るい地域
6時〜9時ニュージーランド(昼過ぎ〜夕方)
9時〜17時日本(国内254台)
20時〜23時ハワイ(朝)、アメリカ西海岸(朝)
0時〜4時アメリカ全域(昼)、ハワイ(昼)
4時〜6時ハワイ(午後)、ニュージーランド(朝)

海外のカメラをまとめて見たいなら、日本時間の深夜0時から3時ごろが最も効率がいい、 ということになります。アラスカのデナリ国立公園から 東海岸のアカディア国立公園まで、まとめて明るい時間帯です。

デナリ国立公園の見本画像(2026年8月)
デナリ国立公園 · 見本 2026年8月
アカディア国立公園の見本画像(2026年8月)
アカディア国立公園 · 見本 2026年8月

明るくても見えないことがある

時差を合わせても、映らないときは映りません。理由はだいたい次のどれかです。

高緯度のカメラには、もうひとつ事情があります。アラスカの デナリ国立公園は、夏は夜がほとんど来ない代わりに、 冬は日照時間がごく短くなります。時差の計算が合っていても、 そもそも現地に昼がほとんどない季節がある、ということです。

時差は面倒に見えて、慣れると便利な道具です。「寝る前にハワイ、朝にニュージーランド」と決めてしまえば、 一日のうち2回、地球の別の場所の昼を覗けます。 どこを見るか決めかねたら、火山のカメラから始めるのが分かりやすいと思います。