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地域

鳥取のライブカメラ 11台

国土交通省の河川ライブ動画が9本と、環境省のコハクチョウ・大山の2台。千代川・天神川・日野川という県内3水系を、川ごとにまとめて見られます。

何が見えるか

内訳は、国土交通省 中国地方整備局の河川ライブ動画が9本と、環境省のカメラが2台です。動画は1本が1か所を固定で映すので、巡回を待たずに開いた瞬間からその地点が見られます。

9本は県内の3水系にきれいに分かれます。東は千代川に3台で、上流の用瀬、中流の袋河原、下流の行徳という並びです。ここから河口までは、川がほとんど真北に下っていきます。中央は天神川水系で、本流に1台と、支流の小鴨川・国府川に1台ずつ。西は日野川水系で、本流の車尾と溝口、それに支流の法勝寺川です。

残る2台は環境省のカメラで、片方が鳥、もう片方が山です。米子水鳥公園は中海に面した干拓地の湿地で、水面と葦原が画面の大半を占めます。鳥が来ていない季節は、広い水辺だけが静かに映ります。大山鏡ヶ成は大山の南東に広がる高原からの眺めで、手前の草地と、その奥にとがった形で立つ烏ヶ山の輪郭が対比になります。大山そのものではなく、大山から見た隣の峰を映しているカメラです。

この2台と川のカメラは、地形としてつながっています。米子水鳥公園がある弓ヶ浜は、日野川が大山から削り出した砂が積もってできた砂州で、その砂州が湾をふさいだ内側に残った水が中海です。つまり、鳥のいる水辺そのものを作ったのが、もう1台が向いている山と、その砂を運んだ日野川だということになります。日野川の車尾のカメラは、ちょうどその河口に近い区間にあたります。中海は海とつながった汽水湖で、淡水の湖とは集まる鳥も水草も違います。

中海が汽水のまま残っているのは、たまたまではありません。この湖は干拓と淡水化を一緒に進める計画の対象で、堤防で仕切って淡水の農業用水源にするところまで工事が進んでいました。干拓は2000年、淡水化は2002年に中止され、海とのあいだを仕切っていた水門もその後撤去されて、海水が行き来する湖のままになりました。米子水鳥公園が立っているのはその干拓地の一角です。鳥が集まる浅い水辺は、工事が途中で止まったあとに残された地形だということになります。中海は面積では日本で5番目に大きい湖ですが、平均の水深は数メートルしかなく、浅いことがそのまま水鳥の多さにつながっています。

鳥取のカメラ 11台

動画 9台・静止画 2台。押すとカメラ一覧のそのカメラが開きます。

いつ見るか

川の9本がよく動くのは6月から7月の梅雨と、8月から9月の台風のころです。日本海側なので冬の降水も多く、12月から2月は雪と雨で水量が増えます。支流の法勝寺川や小鴨川は集める面積が狭いぶん、雨のあとに先に反応します。

米子水鳥公園は中海に面した湿地で、西日本のコハクチョウ越冬地です。冬鳥なので12月から2月に数が最も多くなり、朝と夕方に群れが動きます。北のクッチャロ湖(北海道)と見比べると、同じ種類の鳥が旅する距離の長さが実感できます。

大山鏡ヶ成は標高900m前後の高原にあり、冬はスキー場になるほど雪が積もります。烏ヶ山の尖った山容が正面に入ります。

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