自然観測所

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京都

京都のライブカメラで、行く前に混み具合を見る

京都の観光地に向いたカメラは30台あります。 景色を楽しむためというより、行く前に人の入り具合を測るための道具として使うと役に立ちます。 どの通りが今どれくらい埋まっているかは、写真ではなく、いま映っている画面にしか出ていません。

混み具合は、人より先に車に出る

清水寺へ行くなら、坂そのものより手前を見たほうが早く分かります。 東大路通・五条坂は坂の上り口にあたる交差点で、 観光バスと市バスがここで折れます。バスが詰まっている日は、 そのぶんの人がこれから坂を上ってくるということです。

坂そのものは清水坂のカメラに映ります。 朝のうちは石畳が見えていて、昼へ向かうにつれて坂が人で埋まっていきます。 石畳がどこまで見えているかが、そのまま目安になります。

2台を見比べると、選べる

同じ場所に2方向からカメラが入っているところがあります。開いて見比べる価値があるのはこの組み合わせです。

人の少ないほうへ振る

混んでいる場所を避けたいときのために、はじめから人が少ない側のカメラも挙げておきます。 どれも名の通った寺社ですが、市の中心から外れているぶん、画面に映る人影がはっきり違います。

時間が決まっているカメラ

30台がいつも同じように映っているわけではありません。 錦市場は店の開いている時間に合わせて、 配信そのものが11時から18時までに限られています。 夜に開いても映らないのは故障ではありません。

逆に、夜のほうがその通りらしく見える場所もあります。 祇園 花見小路は夕方から明かりが灯ります。 石畳とお茶屋の格子が続く通りですが、南側の一部は私道で、 現地では立ち入りと撮影が制限されています。画面で見るぶんには、そこに気を遣わずに済みます。

季節で画面が入れ替わる

同じ画角のまま景色だけが変わるカメラは、いつ開くかで見えるものが決まります。

時期カメラ何が起きるか
2月下旬〜3月城南宮しだれ梅が開くと、参道の人出がはっきり増える
2月と毎月25日北野天満宮前梅と縁日。受験の季節は参拝の列が伸びる
3月末随心院梅園が咲きそろうころだけ人が増える
春と秋醍醐寺伽藍の背景だけが桜と紅葉に塗り替わる
春・初夏・秋哲学の道疏水へ枝を垂らす桜が、花から緑、落ち葉へ移る
11月後半永観堂「もみじの永観堂」の木々が一斉に色を変える
11月後半神護寺高雄の谷が色づくと、長い石段の見え方ごと変わる
10月平安神宮時代祭の行列が大鳥居の前を通る
夏と冬貴船神社夏は川床へ向かう人、冬は市街になくてもここだけ雪

3つの提供元が別々に置いている

この30台はひとつの機関のものではありません。 参道と寺社の門前は国土交通省 京都国道事務所、 嵐山・祇園・駅前など街なかの通りは京都市観光協会、 東本願寺と京都タワーの3台は森信三郎商舗が出しています。 目的が違うので、同じ京都でも画角の性格がはっきり分かれます。

カードに見本画像が出ていないカメラがあるのは、そのためです。 京都国道事務所のぶんは公共データの利用ルールにもとづいて1枚だけ複製させてもらっていますが、 残る2者はリンクは自由、画像の転載は不可という条件なので、 当サイトでは絵を置かず、配信ページへの入口だけを用意しています。 くわしくはカメラの画像をどう扱っているかに書きました。

京都のカメラは、絶景を見るためのものとしては地味です。 ただ、出かける前に3つか4つ開いて、坂とバス停と裏参道を見ておくだけで、 その日どこへ先に行くかは決められます。使いどころはそこにあります。